「とりあえずリゾバでつなぐ」という考え方は、間違いというわけではありません。
今の職場から一度離れたいときや、住まいを確保したいとき、短期でお金を作りたいときには、
寮付きリゾートバイトが、一時的な避難先として有効なこともあります。
ただ、ここで見落としやすいのは、「一時避難」のつもりで選んだはずのものが、いつの間にかそれが常態化してしまうことです。
この記事では、「とりあえずリゾバ」が、危険になりやすいタイミングを解説していきます。
比較検討しなくなったとき
本来、一時避難には意味があります。
いったん今の環境から距離を取り、生活を整えながら次を考えるための選択ならば、それは生活再建の行動になります。
ただ、危険になりやすいのは、ロクに考えず「リゾートバイトって楽しそうだな」と、漠然としたイメージに引っ張られて応募するパターンです。
複数の求人情報を調べて、仕事内容や手取りや休憩や寮の条件を比較・精査する気力がなくなり、
「細かいことは行ってから考えればいい」と思考を先送りする。
こうなると、リゾートバイトを始めた後、劣悪な待遇であると気付いて、後悔する可能性が高いです。
リゾートバイトそのものが悪いのではありません。
ただ、しっかりと待遇を比較検討しないまま動くと、危険度が一気に上がってしまう…という事です。
逃げたい気持ちだけで決めるとき
今の仕事がしんどいとき、人はどうしても「次が合うかどうか」より、「今すぐ ここを離れたい!」が前に出やすくなります。
これは弱さではなく、自分を守るための自然な反応です。
ただ、その状態のままだと、次の転職先の情報を冷静に見られなくなります。
今の職場の上司の顔を思い浮かべるだけで胃が重くなる反面、
他社のリゾバ求人の情報が全部救いに見えてしまう。
仕事内容や勤務条件を読む前に、「住み込み」「すぐ働ける」という言葉だけで、今すぐ逃げ込める……と、少し安心してしまう。
こういうときは、すでに冷静な判断力は落ちています。
その結果、今の職場から衝動的に逃げても、別の職場で同じようなパターンに陥りやすくなります。
お金の不安で条件を飛ばすとき
「とりあえずリゾバ」が危険になりやすいのは、お金の不安が強すぎるときです。
人は生活費に追われていると、続けられそうな労働環境かどうかより、「今すぐ働けるかどうか」を優先しやすくなります。
口座残高を見て焦り、交通費や寮費や食費控除などの 細かい条件を読む前に応募画面まで進んでしまう。
「とにかく今月の生活をなんとかしなきゃ!」という思考が先行して、実際の手取りや負担を軽視してしまう。
この状態では、「すぐ働ける」という言葉がとても魅力的に見えます。
ただ、すぐ始められることと、無理なく続けられることは同じではありません。
資金不安が強いときほど、「今すぐ」などといった即効性のある言葉に引っ張られやすいですが、そこで条件確認を飛ばすと、あとから生活の立て直しが難しくなることが多いです。
向き不向きを整理しないまま入るとき
リゾートバイトは、誰にでも同じように合う働き方ではありません。
多い仕事量、人との距離、生活リズム、役割の曖昧さへの耐性、などによって、向き不向きがかなり出やすい働き方です。
それなのに焦っているときほど、「まあ大丈夫だろう」で流してしまいやすいです。
ひとりの時間がないと疲れるのに、相部屋での共同生活になってしまい、表面的な会話を続けなければならず、深く考える時間が取れない。
曖昧な指示が苦手なのに、「現場で覚えればいい」と自分に言い聞かせる。
こういう状態で入ると、合わない環境だったときに、「環境が合わない」が「自分が弱い」にすり替わりやすくなります。
向いていない条件を整理しないまま入ると、問題が起きたときに原因を切り分けにくくなり、自分を責めやすくなります。
入ってから動きづらさに気づくとき
「とりあえず」のつもりで始めたのに、実際に現地へ入ってみると、想像以上に身動きが取りにくいと感じることがあります。
現地に着いてから、仕事とプライベートの区別が曖昧で、「なんか窮屈で、リラックスできない」と感じることがあります。
でも、帰りの交通費や 途中退職の気まずさを考えると、なんとなく辞めづらい。
この感覚は珍しくありません。
むしろ「とりあえず」で入ったときほど、あとから拘束感に変わったときの苦しさが大きくなりやすいです。
始める前は仮置きのつもりでも、入った後には生活と仕事が一体化し、想像以上に動きづらくなることがあります。
プライベートと仕事が一体化➜深く考える見直す余白がない
リゾートバイトが危険になりやすいのは、入った後に 深く考え直す余白が削られやすいからです。
仕事と生活が近く、疲れが抜けにくく、土地勘もないので、人生相談や職場の比較に使うエネルギーが残りにくいのです。
勤務後は疲れて求人を見返す気力がなく、休日は食料の買い出しと体力回復だけで終わる。
それでも、頑張って人生相談しようとしても、誰にどんな相談をすればいいか分からず、結局 行動できない。
その結果、「とりあえず」で入ったリゾートバイトが、人生立て直しの手段ではなく、思考停止でダラダラ居続ける場所になってしまうことのです。
「一時しのぎ」が「先送り」に変わると危ない
「とりあえず」という選択は、本来なら時間を稼ぐための手段です。
生活を整える時間を取って、その先を考える余裕を確保するためなら、意味があります。
しかし、漠然とした考えのままリゾートバイトを続けていると、考えるための時間と余裕を稼ぐどころか、時間と余裕を失いやすくなります。
一ヶ月だけのつもりが、疲労と不安で次を考えられず、更新の話が出るころにはまた判断が止まっている。
生活は何とか回っているのに、将来は少しも軽くなっていない感覚だけが残る。
危ないのは、短期でリゾートバイトをすることそのものではありません。
短期のつもりだったものが、そのまま思考停止していつまでもリゾートバイトを続けてしまうことです。
なので、
「今をしのぐ」はずが、「今を繰り返す」に変わってしまい、リゾバは立て直しの手段ではなく、判断の先送りの場所になりやすいリスクがあるのです。
入る前に決めることがある
ここまで読むと、「とりあえずリゾバ」は全部が危ないように見えるかもしれません。
しかし実際には、最低限の条件整理ができていれば、仮置きの選択として機能することもあります。
重要なのは、入る前にリゾートバイトに求める条件や、辞めるタイミングを 事前にしっかりと決めているかです。
- 働く期間を決める。
- 手取りを計算する。
- 合わなかったときの撤退ラインを一つ決める。
この三つが決めてあるだけで、リゾートバイトで働いて後悔する恐れは ほぼなくなります。
反対に、期間も 辞めるタイミングも決めず、条件も曖昧なままリゾートバイトを始めると、危険度はかなり上がります。
なので、リゾートバイトを始める前に、前述した3つの条件を決めておくことが重要なのです。
応募の前に条件比較を戻す
今すぐ応募を決めなくてよいです。
必要なのは、今の自分が何を優先すべきかを比較できる状態に戻すことです。
リゾバの条件と、通常の転職先や派遣先の条件を並べてみる。
住まい、手取り、シフト、職種固定、回復のしやすさを見ていく。
そうすると、「とりあえず」以外の選択肢も見え始めます。
応募を急がなくて大丈夫です。
まずは条件を並べ直し、比較できる状態に戻すだけでも判断はかなり軽くなります。
比較が戻ると、「とりあえず」が本当に必要な避難策なのか、それとも危ない先送りなのかが見えやすくなります。
まとめ
「とりあえずリゾバ」が危険になるのは、逃げること自体が悪いからではありません。
条件整理のないまま、思考停止の移動になったときに危険度が上がります。
逆に言えば、細かい条件を確認してから応募すれば、後悔する可能性は格段に下がります。
リゾートバイト専門のエージェント(テキストリンク)にチャットで聞けば、他にも確認すべき条件があるかを、詳しく教えてくれます。
(その結果、応募するかしないかは、とうぜん自由です。)

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